華麗なる加齢

生きるを楽しむ

マリコ先生

ひっさしぶりにマリコ先生と電話で話す。

相変わらずの可愛い声〜

会う約束をした。

 

待ち合わせの京都駅

「ごめんねー遅くなって。ちょっとお化粧品を買っててね〜」

相変わらず

見た目もほんとにふわっと可愛い感じ…

マリコ先生は私が大人になってから入学した大学のゼミの先生。

優しそうな笑顔で、いつもおっとりと授業をしていたしー

課題も少ないしー

難解な試験もしないしー

さぞかしほんわりムードでゼミも楽しく進むはず?と選んだ私が甘かった〜

怖かったー!

かなり熱く厳しい先生でした。

いや〜〜姿かたちに騙された…(笑)

きっと、他の学生もおんなじかな?

失礼!

でもでもマリコ先生。

私もかなりのスーパーな人物と出逢ってますが

貴女はその中でも超スーパーなんです。

心の専門家であり

大学で教鞭をとり

論文を書き

子どもの心を見つめ

悩めるお母ちゃんの話を聞いてサポートし

家族に恵まれなかった子どもたちが大人になって、生きることがしんどくなった時の居場所を手伝い

保育所の子どもたちの発達を分析し

引きこもりの人たちの心のケアをし

あー書いてるだけでも疲れるわ!っていう程忙しい。

いやいやほんとに書きたいことは、こんなことやないわ。

 

超スーパーな人って何度も復活するのね。

ある時

腸にポリーブができた。

日帰り手術の予定で気楽に病院へ…

ところがポリーブに着けたクリップが外れて

3日間出血が続き、絶飲食で1カ月入院する羽目に…

そやけど、本人は

「こんなことは1万人にひとりなんやって〜」

って嬉しそうに笑ってる。

おまけに

「はじめ出血したときは、生理になったと思ったわ〜〜」

やって!

スーパーです。

次は子宮の手術をした時。

長引いている入院…?ちょっと心配になって友人と一緒にお見舞いに行った。

心配して病室に入り、むりやり笑顔を作ってる私たちに

「あのね、すごーくお腹が痛くなってね、あんまり痛いから先生に言ったらね、手術の失敗で腸に穴が開いてウンチがお腹にいっぱいたまってたんやって〜」

と、自慢気に笑ってる。

そして言う。

「こんなん初めてやねんて〜」

って喜んでる場合かっ⁈

スーパーです。

宝クジ買ったら、絶対当たると思う。

どうでもいいか……(笑)

 

そんなマリコ先生も今年、大学を退官。

さぞかし、ヒマになって久しぶりに電話してくれたんかな?って思っていたら

大学は特任教授として今も学生に教えてるそうです。

さっき並べたお仕事も継続中

「なんかね〜70過ぎても働けそうよ〜」

なーんて嬉しそうに言う。

「前より忙しいんよ〜」

と、相変わらずのかーわいい声で笑ってる。

 

どこにそんなエネルギーがあるのですか?

私なんかはちょっと疲れただけで婆さんのような顔になってしまうのですけど…

やっぱり貴女は妖怪です。

あっ間違えた!

スーパーレディですぅ〜(笑)

瀬戸内寂聴さんがテレビで言ってました。

人には定命というのがありまして、定命が終わるまでは死ねないのです。

だって!マリコ先生。

まだまだ死ねませんね〜(笑)

 

ちなみに

これから私が挑戦しようとしている国家試験

なんと!

マリコ先生も受けるそうで…

一緒にお勉強することになったー!

 

怖いやら楽しみやら

わからんけど

ほんとにびっくりするわー笑

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