華麗なる加齢

生きるを楽しむ

声…✨

自分の声が嫌い

10代の頃

初めて自分の声を録音した時

その声を聞いて

本当にびっくりした

ハスキーボイスやったらまだカッコいいんだけど

ただのしゃがれた声…やん

しかも何だかこもったような声

えーっ!こんな声してたんやー

変な声やん!

それから

自分の声にコンプレックスを持つようになった

 

若い頃

お友達の女の子のおうちに電話したら

お父さんがでた

あっ!おはようございます〜○○ちゃんいますか?

「あんた誰や!うちの娘になんの用や!」

って急にえらい剣幕で怒鳴られた

びっくりして

す、すみません。って何も悪いことしてないのに

あわてて電話を切った

後で友達が言うには

お父さんは男の子からの電話だと思ったらしい

何でやねーん!!笑

 

これまた若い頃

何故か友人たちとバンドを組むことになった

何も楽器ができない私に

みんなが歌を習って来いと言う

仕方ないからヤマハ音楽教室

10人くらいのクラスで初めて発声練習

そうしたら…

先生が

「貴女はとっても個性的な声だから、この楽譜で練習しましょうね」

って、1人だけみんなと違う楽譜を渡された

何だかとっても恥ずかしくなって

次のレッスンには行けなかった

もちろん、バンドもすぐに解散

まあ、音楽の才能も全くなかったけどねー笑

 

友人とおしゃべりしてると

「あんた、ドラえもんのものまねしたら上手いかも!1回やってみてー」

ドラえもん

「うわー!やっぱり似てるー!

いやいや

普通に言っただけやけど…笑

 

女の子らしい可愛い声でおしゃべりできたら…

細くて優しい声

透き通るような声

柔らかくて甘い声

キレイな声でカラオケ歌えたら…

いいのになーー!っていつも憧れてた

 

ここだけの話しやけど…

やっぱり

いちおう女の子やから若い頃は

男の子ともいろいろあるやん?

そんな時も、自分の声が不安過ぎて

いつも消極的…笑

あー悲しー

まぁ今は何もあるはずもないからいいけどー笑

 

そして現在…

声が良くなる薬があるわけでもなく

声が良くなる手術も開発されず

声帯も老化するのか

若い頃よりさらに低くしゃがれた声(笑)

 

今のバイト先では

「あのなーみんなにあの人と仕事したら、めっちゃやりやすかったわって言うてん。でも名前知らないから、声が中村珠緒に似た人やから来たらわかるわって言うてん。ごめんやで」

中村珠緒って…?笑

別にいいけどー

次の日から

バイト先のいろんなひとに「珠緒ちゃん」って呼ばれるようになった

最近まで知らない人ばかりだったのに

朝はそんな人たちが「たまおちゃーん」って集まって来てくれて、お仕事が始まるまで楽しいおしゃべりの時間になっている

 

個性的な声

そういえば

声だけですぐに覚えてもらえることもあった

何だか安心する声って言ってもらえたこともあった

声だけで笑いをとれることもあったなー笑

 

大嫌いな声やったけど

今でもちょっと恥ずかしいけど

少しだけ

自分の声を好きになってもいいかなーー

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