華麗なる加齢

生きるを楽しむ

サバの煮付け

お休みやけど

用事があって結構歩いた

後は…

ちょっとスーパーに寄って買い物でもして帰ろー

 

近所のスーパーには

裏の出口を出たところに3つの建物に挟まれた小さな休憩場所がある

ベンチがいくつかあって

飲み物の自動販売機と

今どき珍しく灰皿も置いてあり、タバコを吸う人にはありがたい

いつも近所のおっちゃんやおばちゃんがポツポツと居る

ちっともお洒落な場所ではないけれど

少し昭和のにおいが残ってて好き(笑)

見上げると小さな空

日陰と日向が心地よいバランス

ちょっとお気に入りの場所

歩き疲れたから

今日もちょっと休憩して行こう

 

よっこらしょっとベンチに座って前を見ると

向かい合わせのベンチには

右側に女性2人

40代後半くらいの2人かなー?

ちょっとぽっちゃり体型の人とほっそりした人

2人とも

近所なのかな?

ちょっとスーパーに来ました。って感じの服装

ぽっちゃりの人は白髪と茶色く染めた髪が混ざってるバラバラっとした髪型

もう1人は白髪混じりの黒髪を後で束ねてる

 

そして

左側には男性が1人

40代前半?半ばかなー

2人の女性より少し若い感じの身体が大きな人

髪はボサボサで

よれよれのもはや何色だったのかわからない黒っぽいTシャツにちょっとくたびれたジーパン

足元には大きな黒いリュック

 

3人ともタバコを吸ってるからマスクは外している。

なので表情はよくわかる

 

「私、なけなしのお金払ってんでー」

ぽっちゃりの女の人が言う

 

ペットボトルを持つ手が止まる

ん?なけなしのお金?

正確な金額はわからんけど、その人にとってはきっと大金のはず

なになに?どうしたん?

なんの話?

またまた私の耳が大きくなる

 

「それでどうなん?私らどうなるん?」

「おたくの占いで、どう出たん?」

 

となりのほっそりとした人を指さしながら聞いているから…きっと今いる2人のことなのかな?

しかも占い?

ということは

このお兄さんは占い師なのか?

で、その占い師さんらしき人が答える。

 

「えーっとですね。○○さんは△△さんから自立しないとダメですわ」

 

それに対してぽっちゃりさんは

「私らは2人とも自立してるでー」

「なぁあんたもそう思うやろ?」

ほっそりさんは

「そーやで、私らちゃんとやってるで」

 

「そうですか…」

と、占い師さんたばこに火をつける。

 

「それよりな、うちの娘に彼氏ができたみたいやねん。その彼氏は大丈夫やろか?」

と、ぽっちゃりさん

 

「しゃべった感じどうでした〜?」

と、占い師さん

 

こんな感じで話しは続いている

いやいや占いでもなんでもないやん!笑

なけなしのお金…いったいいくらやったんやろ?

本当の悩みは何なのかな?

 

いろいろ気になるけど…

 

明日もみんな元気だといいなー

全然知らん人たちやけど(笑)

 

さあ、私もお買い物して帰ろう。

今日はサバの煮付けでも作ろうかなー

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