華麗なる加齢

生きるを楽しむ

面接…⁉️

今日は朝から婦人科の受診日。

乳がん検診をして、前回の子宮癌検診の結果を聞く。

異常なし よしっ!

いつものお薬もらって、まだ11時半。

外はめっちゃ晴れてるー!

今日は相方もお仕事で帰ってこないし〜

夕食も考えなくていいし〜

何して過ごそうかな〜♪

お洋服でも見ようかなー

お天気の良さと解放感で思わずニヤニヤ

とりあえず、喫茶店に入ってアイスコーヒーを注文。

優雅なティータイムを…

 


と、後ろの席で!

面接らしきことが始まったではないか。

 


お店に入る時、ちらっと見たけど、女の人というか二十代前半の可愛い子。お化粧は少し濃いけど…今どきの感じの女の子。

面接をしている男性は顔は見えないけど、落ち着いた優しそうな声。

「で、何ができて、何がダメとかあるかな?」と男性。

「んー私、ひつこく触られるのが嫌なんです」と淡々と答える女の子。

 


??何、何、何?

私の両耳は完全に後ろの席を向いてる。笑

 


「○○ちゃんの希望の時間帯はねーお客さんが少ない時間帯で、一本か二本くらいかなー」

 


いっぽんかにほん??

何、何、なんの仕事?

おばちゃんの頭は軽くパニクる。

 


「待機時間長くなるし、大丈夫?」

「今は、時給とかの補償も厳しいかな〜」

「まあ、何人かお客さんがついたら安心やけどね」

 


あー風俗かぁ

キャバクラかな?いやいや、もっとやばいところか?

何せその世界は全然知らないから、わからんけどぉ

こんな風に面接するんやー

って妙に納得する私。

 


「ちょっと写真撮っていい?あっ本部に送ったらすぐに削除するからね」

 


えっ?今?こんなとこで?

本部って?

削除するからって言ってるけど、送ってしまったら相手には残るしー

と、心配する私の後ろで、スマホのシャッター音。

女の子はどんな表情で写真を撮られているのだろう。

 


もうちょっと聞いてみよ ということでトーストを追加で注文。

高いけどー 笑

 


「前のお店は何でやめたん?」

男性の声が続く。

「もめたりしてない?」

「いやぁ名前は違ってても、意外と上は一緒ってことがあるねん」

 


いろいろあるんやなー

 


「あーもしもしー お疲れ様です。はいはい。今から体験に行こうと思うんですけどー。あっはいはい。わかりました」電話を切る男性。

「いやーこんなご時世やからねー」

 


何が??

こんなご時世やから、何?

お客さんが少なくなっているのか?

はたまた、女の子が余っているのか?

はてなマークが頭の中いっぱいになる。

まぁ私が心配することではないけどね

 


どうしたの〜?何があったの?

あかんよ。もっと自分のこと大切にしなあかんやろ!

若いんだし、他にもいっぱいお仕事あるよ!

って、席を立って言いたい衝動に駆られる。

アイスコーヒーをゴクリ。

いつもより苦く感じる。

 


でもなぁ

これもその人の人生の一場面。

よくある話なんやろなぁ

他人の私には決して入り込んではいけない場面。

 


「はい。もしもし あっありがとうございます。あーそうですか。またお願いしまーす。」

 


どうやら、断られた様子。

何だかほっとする私。

しかーし!

 


「あーもしもし ××です。今からちょっと体験の子連れて行きたいんですけどー」

と、どうやら男性は次のお店に電話してる様子。

 


「わかりましたー よろしくですー」

 


やっぱり行ってしまうのか〜

なんとも言えない気持ちになって会計のカウンターへ…

思わず女の子を見てしまう。

 


キラキラした指輪をいっぱいつけて電子タバコを持つ彼女は無表情で

座っていた。

 


茶店を出て、窓越しにどんなやつが面接してんねん!

って、男性を見た。

そこには…

ニット帽にトレーナーで、優しい笑顔の若くておしゃれな感じの男の子が座っていた。

 


何もかもが今どきやなぁ

おばちゃんがひとりであたふたしてたんか?笑